



ここの所ロ-マの街を歩いていると多くの人で街は賑わっていて、コロナ禍以前の状態にほぼ戻りつつあるように感じられます。
そんな状況なので筆者もイタリア国内旅行に出かけました。
その際にイタリア国内を回るのにとても便利な鉄道を使用したのですが、イタリアの鉄道、Trenitaliaには在来線と高速電車の2種類があります。
今回は高速電車のFrecciarossaについてご紹介したいと思います。
まず、Frecciarossaには4つの車両クラスがあります。
1.Exective
エグゼクティブは一等車で一車両に10席のみとなります。ですので一つのシ-トのスぺ-スがとても大きく、皮張りのシ-トのリクライニングやフットレストを使用して快適な移動が楽しめます。

写真提供
https://www.trenitalia.com/it/le_frecce/frecciarossa_1000.html
座席の後方にはミ—ティングが開けるスぺ-スがあり、テ-ブルと椅子が置いてあり、扉を閉めることでプライべ-トなスぺ-スを作ることができます。

写真提供
https://www.seat61.com/trains-and-routes/frecciarossa.htm
車内では朝食、スナック、昼食そして夕食のメニュ-の中からお好きなお食事を選ぶことができレストランスタッフによりそれらのお食事がサービングされます。これらのお食事は料金の中に含まれております。
イタリアでは有名なシェフ、CarloCraccoプロデュ-スのメニュ-はこちらからどうぞ。
私は今回このExcectiveクラスで移動をしたのですが、旅行の行きは朝からお昼にかけての移動でしたのでスナックメニュ-の中にあったクラブサンドイッチとオレンジジュ-スを注文しました。

そしてお昼前にランチ/ディナ-メニュ-から豚肉料理を注文。
こちらは温かいお料理で、お野菜の付け合わせも付いていました。
豚肉が柔らかく、とても美味しかったです。
豚肉料理と一緒にプロセッコをいただきましたが列車の中で、プラスチックでない、グラスに注がれたプロセッコは格段と美味しかったです。

帰りの列車ではまずミニクロワッサンとオレンジジュ-スをいただきました。
クロワッサンが温かくて美味しかったですが、小さかったので2つくらい食べれたかな?と思いました。

そしてお昼にはサーモン料理を注文。 これには付け合わせが付いていなかったのでメニュ-に単品であったセロリのピュレ-を付けてもらいました。
この時もプロセッコを一緒にいただき美味しいランチを車内でいただくことができました。

2.Business
ビジネスクラスは2席そして通路を挟み1席と一列に3席が配置されています。
Excectiveよりは多少狭くなりますがゆったりと座れる大きさの皮張りの座席です。フットレストはありませんがリクライニングは109度まで下がるようです。

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https://www.thetrainline.com/it/compagnie-ferroviarie/frecciarossa/livello-business
旅行中は大きなス-ツケ-スを持ち歩くことが多いかと思いますが、シ-トの下もラゲッジスぺ-スとして使用できますし、ス-ツケ-ス置き場が車両の後ろに確保されているので安心して荷物の確保ができることでしょう。
2号車はサイレント列車になっていますので私語や音を出すことが禁じられています。
静かに移動されたい方はこちらの車両を選ばれることをお勧めいたします。

写真提供
https://www.ferrovie.it/portale/articoli/9043
障害者のお客様が快適に移動できるように3号車の作りは広めに、そしてトイレも大きめに作られています。
障害者のお客様は3号車に設置されているビストロにアクセスが可能ですし、車掌部屋が同車両にあるので何かの際はすぐに車掌さんにアクセスが可能です。
3号車にはビジネスとプリミアムクラスの乗車客が利用できるビストロがあり、バ—で飲食も可能ですが座席に持ち帰り飲食も可能です。



https://www.ferrovie.it/portale/articoli/2963
車内では日曜日から金曜日まで飲み物(お水、ソフトドリンク、そしてイリ—コ-ヒ-)とスナックがサ-ビスされます。
そして朝に限り、いくつかの新聞の中からお好きなものをいただけるサ-ビスも付いています。
車内でのお食事はビストロにて有料のお料理やお飲み物が楽しめます。
3.Premium
プリミアム車両は一列4席、皮張りのシ-トで109度までリクライニングできるようになっております。
座席の下や車両の後ろに大きめのスぺ-スが荷物置き場として用意されております。

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https://www.groundedlifetravel.com/what-it-is-like-in-trenitalia-frecciarossa-premium-class/
車内サ-ビスとしてビジネスクラスと同じく日曜日から金曜日までお飲み物とスナックのサ-ビス、そして朝のみ新聞のサ-ビスがあります。
車内でのお食事はビストロにて有料のお料理やお飲み物が楽しめます。
4.Standard
スタンダードクラスはプリミアムクラスと同じ大きさの座席ですが、皮張りでなくエコレザ-が使用されています。
70%の座席を向かい合わせにすることでスぺ-スをなるべく大きくとれるように設計してあるようです。

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https://www.thetrainline.com/en/train-companies/frecciarossa/standard
車内でのお食事はEasyGourmetが楽しめます。朝食、スナック、ミ—ルと言ったメニュ-の中から事前に予約をしておき、受け取りの際に支払いをすることが可能のようです。
LeFrecceで利用できるお食事サ-ビスはこちらのリンクからどうぞ。
https://www.itinere.it/eng/services/welcome-drink/
CartaFRECCIA Oro,Carta FRECCIA PlatinoもしくはフレッチャロッサのExcectiveクラス、Salottinoチケット、もしくはファ-スト/ビジネスの10又は15Viaggiカルネットチケットをお持ちの方はFrecciaLougeやFrecciaclub(ラウンジ/待合室)を使用することができます。

https://www.trenitalia.com/it/offerte_e_servizi/sale_dell_alta_velocita/freccialounge.html
こちらでは飲み物やちょっとした食べ物を飲食でき、Wifi環境のあるワ-クスぺ-スが用意されています。
どのクラスの車両に乗っても使用できる無料サ-ビスがFreccePortalです。
車内で使用できるWi-Fiの登録を済ませることにより、デジタルの新聞、雑誌、映画、テレビ番組、音楽、ニュ-ス、そしてご乗車の列車の経由地のアップデ-ト情報など視聴することができます。
最後に、イタリアの鉄道では一般的に猫や犬と一緒の乗車することが可能です。
もし70X30X50cmのサイズのケ-ジに入るようであれば犬や猫は無料で乗車することができます。
これより大型犬の場合、リ-ドと口輪を付け、人間の半額の金額のチケットを購入すれば在来線であっても、Frecciarossaであっても一緒に乗車することができます。

写真提供
https://www.trenitalia.com/en/services/travelling_with_yourpets.html
ただし、FrecciarossaのExcectiveやPremiumサ-ビスクラス、ワーキングエリア、サイレント列車、プライべ-トシ—ティングエリア(salottino)では同乗することはできませんのでお気を付けください。
乗車するクラスの車両によって受けられるサ-ビスの違いはありますが、サ-ビスが充実しているTrenitaliaのFrecciarossaの旅はなかなか快適なものではないでしょうか?
これから旅行をお考えの方、列車の旅という選択もあることを頭の中に入れてプランを立ててみてください。
次回はItaloで旅をしてみたいと思っております。

