食後は泳がないイタリア人
2015年 07月 10日
海などへ行ったとき、食事をしてから数時間は水に入ってはいけないとよくイタリア人から聞きます。
食べてからすぐ泳ぐと溺れて死亡することがあるからだそうです。
子供のいるお母さん達は子供にしっかり言いつけるようですし、プールなどの監視員も食べたばかりの人が泳いでいないか結構見ているようです。
私はイタリアに来るまでこんなことは聞いたことありませんでした。
食後すぐ運動すると横っ腹が痛くなることはあるので、一般的に食後すぐは日本人でも泳いだり運動したりはしないと思いますが、2~3時間は長いなと思っていました。
個人的に私が日本で水泳を選手コ-スで泳いでいた頃、練習前にしっかり食事をしてから泳いでいました。
そうしないと厳しい練習中にエネルギ―切れになってしまい、意が痛くなってしまうから。。。
しかし、一般的には食後、血液の流れが胃に集中し消化を始めます。
もしこの時水に入り泳いでしまうと、筋肉にも血液が流れ始めます。
同時に両方に血液が流れてしまうとお互いに必要とする血液の流れが足りなくなり、足をつったり横っ腹が痛くなったりする可能性があります。
こんな状態が水の中で起きてしまうと溺れてしまう可能性があるわけですね。
↑
あれ?向こうの方で手を振って助けを求めている人がいるようです。足をつったのか?腹痛か?どうしたのでしょう?
一般的には消化は1時間くらいで終わるようですが、これはどれだけ食べたかによっても変ってくることでしょう。
イタリア人のように美味しいランチをたくさん食べたら消化は一時間では足りず、やはり2~3時間は掛かるのではないでしょうかね?
という事で、イタリア人がよく口にする、食後2~3時間は泳いではいけないという習慣が出来たのではないでしょうか?
それと。。。子供達がいつでも水に入っているとマンマが子供達を監視していなくてはいけないし、大変なので、2~3時間も消化に必要ないかも知れないけど、良い口実としてマンマがこういう習慣を守っているのではないかと子供のいるイタリア人友人が行っておりました。
皆さん、このことを頭のすみに入れて、安全で楽しいヴァカンツァをお過ごし下さい。