ローマ日本人会の事務局スタッフによるブログ


by roma-nihon

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ロ-マの歴史地区ではたまに”Arrotino” (”アッロティ―ノ”)と叫ぶような大声が外から聞こえてくる。

日本だと昔、お豆腐屋さんがラッパを鳴らして売りに来たような感じです。

Arrotinoとは、研ぎ師のこと。

”アッロティ―ノ”と大声で叫ぶことで、出張研ぎ師が近所に来ていることを知らせるのだ。

私は以前数回このアッロティ―ノに包丁を研いでもらったことがあった。

しかし包丁の表面が必要以上に傷が付いてしまったので、それ以降は研いでもらっていなかった。

今回、もう一度挑戦してみようと思いおじさんに包丁を研いでもらうことに。

おじさんのお名前はPietroさん(確かそんな名前だったと思う。 おじさん、間違っていたらごめんなさい。)008.gif

出張研ぎ師のピエトロさんは自転車で町中を回るらしい。

研ぎ師歴27年と言っていた。

自転車を停めて、ペダルをこぐと、自転車の中央にある包丁を研ぐ円形の石が回りだす。

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このように刃を研いでくれた。↓

包丁を研いでいる間に、「この包丁の表面をこんなに傷つけたのは僕じゃないよ!だれだよこんな研ぎ方をしたのは!!!」022.gif

と怒っておりました。

私も「そうなんです。以前傷つけられたので、長いこと研いでもらってなかったんです。」と話をしました。


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研ぎ師のおじさんは自分の仕事に自信があるようで、「これで良く切れるようになった。ほらね。」と言って、布をこの包丁で切って見せてくれました。

最後に、お写真を撮らせてください。と言うと、カメラ目線ではなく、タバコをすいながらたそがれた感じでポ-ズを取ってくれたおじさん。

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今回の研ぎ賃は3.50ユ-ロでした。 と~っても良心的ですね。

次回はいつ来るのかと聞いたところ、分からないとのこと。

我が家の玄関のベルはこれだから、この辺に来たら鳴らしてくださいと言っておきました。

そのあとおじさんはまた自転車でロ-マの町に消えて行ったのでした。

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こちらが研いでもらった包丁です。
見た目も前回のときより、表面がきれいになっていますし刃の部分もシャ-プな感じが目に見えます。


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早速トマトを切ってみました。
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さっくりと良く切れました。

薄くスライスするのも簡単に切れるようになりました。049.gif

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窓の外からArrotino!!!と声がしたら、窓を開けてみて下さい。
おじさんがいるかもしれません。

by roma-nihon | 2015-03-05 07:42 | ローマ